保育の話をしましょう!!
その他もろもろ!  by ユリア

                                         

21~30

★30. それぞれの発達
 
 発達にでこぼこがあるお子さんを見る時以前にも話しましたが、体の軸、体幹が定まっていないことが多いと感じていました。
それで日常の中で体幹の育ちを促す活動、揺れるとか回るとか飛ぶといった動きの出来る遊びを設定していたりします。
毎月行っている発達の研修で「情報処理に時間がかかる場合がある」というケースについて学びました。なるほど。体幹については大丈夫なんだ。そして、情報処理というキーワード。実際の対応としては、ゆっくり伝えるとか、その子のペースで行動出来るようにし、友達の動きが視界に入るように促すなど、友達との関わりの中で様々な体験を増やす。
一つづつ気付きと学びを深める日々です。
 
 

★29. 人は「発熱体」
 
 本を読んでいて、人が熱を発するものである。という文章がありました。
確かにね。そうだよね。と改めて感じ入りました。エネルギー体としての人の力、生きていく力!!誰もが持つこの力を弱めることなく、子どもたちの育ちの環境を整えていきたいと思います。外でいっぱい遊ぶ事を保障するとか、部屋の空気の入れ替えをまめにするとか、そんなことですかね。厚着とか薄着とか、これは人それぞれ違うので、何が良いとか良くないとかではなく、やはり一人ひとりに合ったとなりますかね。あと心配しすぎない。それぞれの力を信じる・・・。
私は、朝家の窓を大きく開いて空気の入れ替えをします。元気がないと寒くてとても窓を開けられません。毎日元気に起きて寒くても窓を開けられる元気があってよかったと思ってます。ありがたいことです。
 

★28. 園庭のない園の子どもたち
 
 小さくてもいいから、揺れるもの。ぶら下がれるもの。一本橋を歩くようなもの。そんな道具があるといいな~。工夫して、遊べるように整えられるといいな~。訓練のように順番にするのではなく、自由な遊びの中で体験出来るといいな~。
 

★27. 2種類の平等
 
 今まで日本では平等と言えば同じ量であったり、均等である事、みな同じである事が平等であると考える事が一般的であるように思います。
10年程前にスウェーデンに研修で出掛けた折に、もう一種類、別の形の平等がある事に気付きました。
それは、それぞれが必要な量を分け合うという事です。
例えば、ケーキを分ける時、等分(同じ量)に分けるのが一般的に日本で考えられている平等で、もう一つはケーキの大きさは、それぞれ違っていてもそれぞれの人にとって必要な量ということです。
どちらでも良いと思いますが、「みんな同じが良い」から「みんな違ってみんないい」という価値観の広がりを感じる今日この頃です。
 
 

★26. 「指示する」と「伝える」の違い
 
 同じような行為に思えますが、子どもたちの育ちにとっては、随分違った意味があります。この違いを考えて、言葉を掛けることで、具体的に自発性(自分で考え決めて行動する)が育つための手立てとなるようです。
 

★25.乳児の園内研修
 2歳児が外遊びに出る場面で、とてもスムーズに出て来て、2人程が靴を自分で履いていました。たまたまかもしれませんが、2人とも靴を左右逆に履いて遊び始めました。
 いつもこんな姿になっているのでしょう。2歳児ぐらいになると様々な場面で自分がする事をわかっています。それで職員も「やれるよね~」と思って見ているいつもりで結構見れてない。もしくは見ていない。という事になっていました。本当に見ているかな~。
 1歳児の食事の話をしている時に「いつも口いっぱい入れるんです。」と発言がありました。ちょっと待って。そうならないように口いっぱい入れすぎないように、介助用スプーンを持っているんですよ。そうならないように、手助けして下さいね。「いつもやってるから大丈夫。」はどうかな~。
 もう一つ。出来ない事をさせようとしていないかな。いつもうまく出来ない事を「どうしてかな」と尋ねた時、「いつもです。」という答えが返って来ました。こんな場合は、やり方を見直した方がいいですね。

★24.忘れてたけど笑顔で挨拶心掛ける
 
 自分が発している物に気付く事、自分がどんな表情をしているのかな。
やはり楽しい気持ちで過ごす事が出来るなら、自然に表情も笑顔になるかな。
いつも楽しいばかりなはずはないでしょう。
しかし、無理にでも笑顔を作って過ごすことで、周りの人の心を明るくして自分にも楽しい事が寄ってくるかもしれません。

★23.乳児のお昼寝
 
 トントンしなくても寝てしまうの?
そうです。食事が終わったら基本的に自分で
お布団の所に行き寝ていきます。
 はじめにそうした姿を見た時には、
「エ~、寝ちゃったよ。驚いた~」という感じでした。
お腹が満たされて、身体が温まり眠くなる。
考えてみれば自然の流れですよね。
 パジャマには勿論着替えていません。
家で昼寝する時も着替えない事が多いですよね。
 結果としてトントンする事はほとんど必要がなくなりました。
しかし、トントンしてはいけないということではありません。
もしかすると、刺激が必要な場合もある時があるようです。

★22.みんな同じでしょ!
 
 少し前に特徴のある子どもたちとの関わり方について書きました。また乳児の食事の時の関わり方についても書きましたが、基にあることは同じことだと思います。みんな一緒でしょ。なにが?一人ひとりが大切な存在であるということ、子どもの人権を守るということです。そして、このことは大人同士でも同じことですよね。

★21.子どもを褒める時の言葉の表現
 
 私自身が言葉の乏しさ、表現の幅のなさを感じています。
「すごいじゃん」「良かったね」「素晴らしい!!」
など、とても単純な表現ばかりになってしまって・・・。もっと豊かな表現とか出来たら良いな~。と思っています。
 一方で言葉は単純でも気持ちが伝わればまあいいか?とも思っています。